食中毒

コレラ

A型肝炎

海外では、いろんな食べ物がありますが、食べ物からうつる病気にも注意が必要です。
下痢を起こすものが主ですが、A型肝炎のように下痢が主症状でない疾患もあります。

疾患と症状と予防方法
食中毒 下痢、腹痛 充分な加熱をすることで予防ができます。
A型肝炎 A型肝炎ウイルス(HAV)の感染により、潜伏期間は2〜7週間。そののちに、発熱、全身倦怠感、食思不振、悪心・嘔吐、黄疸などの急性肝炎症状を起こします。

A型肝炎はワクチンによる予防が可能です。わが国では16歳以上の者が任意接種として接種可能です。特に流行地への渡航者にはワクチン接種が勧められるています。

コレラ コレラ菌で汚染された水や食物を摂取することによって感染します。通常1 日以内の潜伏期の後、下痢を主症状として発症します。一般に軽症の場合には軟便の場合が多く、下痢が起こっても回数が1日数回程度で、下痢便の量も1日1リットル以下。しかし、重症の場合には、腹部の不快感と不安感に続いて、突然下痢と嘔吐が始まり、ショックに陥る。下痢便の性状は“米のとぎ汁様と言って、白色ないし灰白色の水様便で、多少の粘液が混じり、特有の甘くて生臭い臭いがあります。 予防としては、流行地で生水、生の食品を口にしないことです。
赤痢 感染源はヒトであり、患者や保菌者の糞便、それらに汚染された手指、食品、水、ハエ、器物を介して直接、あるいは間接的に感染したりします。水系感染は大規模な集団発生を起こします。サルも細菌性赤痢に罹患し、輸入ザルが感染源になった事例もあるようです。
通常、潜伏期1 〜3日で発症し、全身の倦怠感、悪寒を伴う急激な発熱、水様性下痢を呈する。発熱は1〜2日続き、腹痛、しぶり腹(テネスムス)、膿粘血便などの赤痢症状をみる。
手洗いの励行。汚染地域での生もの、生水、氷などは飲食しない事。



一般的な飲食物 の予防方法

なま水(水道水など)は飲まない。
水道水は、3〜5分沸騰させるか塩素消毒する ミネラルウォーターなどビンやカンに入ったものを買う。
水道水から作った氷も下痢の原因になるので、氷入りの飲み物にも注意。
アルコールが入っていても菌は死にません 。
魚介類 、肉類 、野菜類
充分に火の通ったものを、熱いうちに食べる。
生や半生も感染の危険が大きいので、火を通したものを食べる。
乳製品、果物
卵製品 いたみやすいものなので、衛生状態の悪いものや調理後時間のたっているものは避ける。
果物は、皮をむくまでは衛生的ですが、皮をむいた瞬間から菌が表面で増えはじめます。皮をむいてすぐに食べる事。 長時間放置されていると思われるカットフルーツは食べないことです。

「海外旅行で気をつける病気」

食べ物による病気  虫による病気  動物による感染  ヒトからヒトへの感染

鳥インフルエンザ  SARS

病気の潜伏期と予防接種   環境による病気


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